G・U・Mものがたり_
Chapter 5
そしてつぎの30年へ G・U・Mのたたかいは続く
この30年でお客様のハミガキの選び方も、大きく変わってきました。昔は店頭で、もっとも価格が安いハミガキが、何より売れ筋商品でした。それが今では、まず効能でハミガキを選ばれるようになりました。
歯周病菌とたたかうことで、人々のオーラルケアの意識を変えたG・U・M。そうしてつぎの30年。少しずつ姿をあらわしてきた、歯周病と全身の関係の究明が、G・U・Mの前には待ち受けています。
お口の健康を守る一大ブランドに成長したG・U・Mが、全身の健康を守るブランドに変わっていく日は近いかもしれません。その日のためにも、G・U・Mは今日も、みなさんのお口のなかで、歯周病菌とたたかっています。
05「G・U・Mシリーズを担当する広告宣伝部員」
目新しいものが何かと注目される現代で、30年間、パッケージもほぼ同じ、メッセージも同じ商品を売り込み続けるというのは、想像以上に障害もありました。とはいえ、これからの30年は、こうしたG・U・Mの機能と信頼のブランド力こそが、力を発揮するとき。ハミガキのサンスターから、健康産業のサンスターに移行するときの武器になることは間違いないですね。
G・U・M検定 答え合わせ
- G・U・Mの商品名は、どこからの由来でしょうか。
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【2】 英語で歯ぐきを意味する「the gums」にかけて
もともとは、米国のバトラー社が発売していたハブラシの名称。その後、バトラー社はサンスターの傘下に入り、G・U・Mシリーズの共同研究もおこないました。
- 当初からG・U・Mに使われているフレーバーはハーブ系ですが、ではこのフレーバーは何から抽出されたものでしょう
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【2】 ハーブから作られたドイツのリキュール
ドイツのリキュールを手本にフレーバーを調合。ここに日本人に好まれる隠し味として、ショウガのフレーバーも加えられました。
- G・U・Mが発売された89年当時、G・U・Mのコンセプトに関連する、とある週刊誌の記事が大きな話題となりました。それは?
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【1】 キスをすると歯周病がうつる
テレビのニュース番組で組まれた歯周病の特集が週刊誌に飛び火。
なぜか「キス」に絡めた歯周病の話が、まず大きな話題となりました。
- G・U・Mが発売された当時、ハミガキは160g、500円。その値段の高さも足かせとなり、最初の1年は苦戦を強いられました。では、そのハミガキ1本で、推奨されている歯みがきは何回でしょう?
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【3】 160回
一回の使用量は約1グラム。一度買えば、数ヶ月使えるほど長持ちして、安い日用品というのが、当時のハミガキのイメージとなっていました。