お口と全身の健康啓発・支援
オーラルケアを中心とした地道な保健啓発活動は、サンスターが長年継続している活動のひとつです。日本で展開されている8020(はちまるにいまる、80歳で20本以上自分の歯を保とう)運動や、地域歯科医師会と連携して啓発イベントを開催し、オーラルケアの大切さや方法を子どもたちにわかりやすくお伝えしています。また、世界各地で活動する日本の国際協力NGOへの支援もおこなっています。
世界保健機関(WHO)への継続的な協力:発展途上国へのハブラシ寄付
サンスター財団は、世界保健機関(WHO)が取り組む各国の口腔衛生状態の調査データの収集や分析、歯科保健施策の方針策定を支援しています。
また、サンスターグループとして、2002年から、WHOに協力する形で発展途上国へのハブラシの寄付活動を継続しており、これまでの活動で以下の各新興国に提供したハブラシの総数は100万本以上となりました。
2018年には、パラオ共和国へ25,000本のハブラシを寄贈し、各島の小学校で子どもたちのブラッシング指導に活用していただいています。
パラオ共和国(2018)
災害時のオーラルケアを啓発 ~防災にオーラルケアを~
サンスターは、災害時、水が少ないときの歯のみがき方を説明したポスターや、水がなくても歯がみがける液体ハミガキ、ハブラシなどを避難所にお届けし、災害時のオーラルケアを支援してきました。
また、被災地だけでなく全国のみなさまにも災害時のオーラルケアの大切さを知っていただくために、防災ハンドブック、防災ポスターを制作、ダウンロードサイトをご用意しています。さらに防災備蓄用にご使用いただける5年の長期保存を可能にした液体ハミガキを開発しました。冊子、動画・ムービー、ポスター、Webコンテンツ、製品など、様々な方法で防災にオーラルケアを広める活動を続けています。
「サンスターファミリーミュージカル」の開催
サンスターは、厚生労働省、日本歯科医師会が提唱する8020(はちまるにいまる、80歳で20本以上自分の歯を保とう)運動を推進するために、業界でもいち早く地域歯科医師会と連携し、1992年から全国各地で「サンスターファミリーミュージカル」を開催しています。
特にお母さんとその子どもたちにお口の健康と歯みがき習慣の大切さを理解してもらうことを目的とし、ミッフィーやお姉さん達の歌やダンス、ミガキングによるオーラルケア劇、歯科医師による無料歯科相談などを実施しています。こうした取り組みは、子どもたちの情操教育の面でも高く評価され、これまでに多くの親子にご参加いただいています。
自閉症の子どものための適切な歯みがき指導ノウハウの共有
一般財団法人サンスター財団では、平成15年から行われている「8020推進財団の歯科保健活動助成交付」を受け、養護教論及び障害児教育担当教員、自閉症支援の専門療育スタッフ、歯科医師及び歯科衛生士が、「学校、療育、歯科」という3分野の知識、技術と経験を活かし、障害のある子どもたちの歯科保健の向上をはかることを目的とし、自閉症のお子様への歯みがきの指導をモデル事業として実施してまいりました。
その中で、自閉症の子供の特性を考慮して作成した歯みがき指導のための冊子とオリジナル教材をホームページで公開し広く提供しています。
使用済み切手や書き損じハガキの収集
毎年、使用済み切手や書き損じ葉書を収集し国際保健NGOに寄付し、新興国の健康を支援しています。