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自然を守る思いを次の世代へ。社員と家族が語る、富士山クリーン作戦。

2026/09/30

2026年8月1日、サンスター山梨工場(工業用接着剤と液体ハミガキ・洗口液などを生産する2工場)の社員とその家族が、公益財団法人富士山をきれいにする会が主催する「富士山環境美化前期クリーン作戦」に参加しました。山梨工場では、地域貢献活動の一環として2012年からこの活動への参加を続けています。コロナ禍で参加人数を抑えた時期もありましたが、活動は途切れることなく継続されてきました。当初は社員中心だった活動も、現在では家族や子どもたちの参加も増え、夏休みの恒例行事の一つにもなっています。今回は、長年この活動に関わってきた佐野さん、菊澤さん、中井さんの3名に、活動を続ける理由や家族で参加することの意味、富士山への思いについて聞きました。

写真左から、サンスター技研株式会社 菊澤さん、サンスター株式会社 佐野さん、中井さん

Q. サンスターが富士山クリーン作戦に参加するようになったきっかけを教えてください。

佐野さん: きっかけは、山梨日日新聞社・YBS山梨放送とのつながりでした。
春には信玄公祭りなど地域のイベントにも参加しており、地域とのつながりを深める中で、環境にも関わる活動として富士山クリーン作戦への参加が始まりました。
地域の皆さんにサンスターを知っていただく機会にもなればという思いもあり、今なお活動を続けています。

Q. 長く活動を続ける中で、富士山やごみの状況に変化を感じますか?

佐野さん: 世界文化遺産に登録されて以降、清掃活動や啓発活動が盛んになった5合目周辺は、以前に比べてごみが少なくなったと感じます。
今年は、サンスターとして初めて6合目付近まで清掃範囲を広げましたが、そのあたりには、まだごみが残っている場所もありました。
実際に歩いてみると、きれいになった場所がある一方で、引き続き環境美化に取り組む必要性も感じました。毎年こうした活動を続けることが、富士山をきれいに保つことに、さらには環境への意識を広げることにつながればと思います。

Q. 今では、ご家族やお子さんの参加も多いそうですね。

菊澤さん: 当初は社員だけの参加でしたが、「富士山に行くよ」と話すと、「私も行きたい」と言う子どもが多かったようで、今では家族も参加できる夏休みイベントとして定着しています。今回も、子どもたちは一生懸命ごみを探し、見つけると喜んで拾っていました。終わった後には「来年も参加したい」という声も聞かれました。父親としても、家族サービスを兼ねて一緒に楽しめる良い機会になっています。

中井さん: 私は今回で4回目の参加です。自分の足で富士山を歩いて清掃することに達成感がありますし、その経験を家族に話すことも、富士山や自然について考えるきっかけになっていると思います。

Q. 皆さんにとって、富士山はどんな存在ですか?

中井さん: 私は山梨出身ではなく、2021年から山梨で暮らしています。
最初は「こんなに大きいんだ」「きれいだな」と、とても新鮮に感じました。
日常の中でこれだけ大きな富士山が見えること自体が、山梨ならではの魅力だと思います。

菊澤さん: 山梨に26年住んでいます。最初の頃は珍しくてよく見ていましたが、今では身近な存在です。それでも、車から見える富士山に、ふと心が奪われることも。雪の積もり方などを見て、季節を感じることもあります。

佐野さん: 私は山梨で生まれ育ちましたが、8年間のバンコク生活を経て山梨に戻ってきたことで、改めて富士山が日本を象徴する存在だと感じるようになりました。
家族でもよく出かける場所で、とても身近な存在です。

Q. この活動を、今後どのようにつないでいきたいですか?

佐野さん: 自分たちの世代だけで終わらせず、後のメンバーにも活動をつないでいきたい。世代を越えて富士山を守っていけたらと思っています。

菊澤さん: 自分たちの行動が、ときには自然を壊してしまうこともある。そのことを子どもたちにも伝えていきたいです。実際に自分でごみを拾うことで、「きれいに保とう」という意識につながってほしいと思っています。この活動は、社員同士のコミュニケーションになっていることも重要です。仕事場以外の交流が、普段の業務をスムーズにしてくれる部分もあると思います。一つのコミュニケーションの機会として、これからも率先して参加したいです。

中井さん: 「世界遺産の富士山を自分たちできれいにした」という経験が、子どもにとって良い思い出になると思います。子どものいる社員はとくに積極的に参加してほしいですね。普段の職場では見ることのできない社員の姿を知ることができるのも、この活動の魅力だと思います。私自身も可能な限り参加を続けていきたいです。

今回の「富士山環境美化前期クリーン作戦2026」には、県内外から50団体と個人合わせて約960人が参加。山梨県側の富士山5合目周辺から6合目で清掃活動を行い、合計約60kgのごみを回収しました。1962年の開始から60年以上続くこの活動は、今も多くの企業・団体や地域の人々に支えられています。
地域とのつながりをきっかけに始まったサンスターの富士山クリーン作戦への参加は、社員から家族へ、そして次の世代へと少しずつ広がっています。富士山の自然を守ることはもちろん、家族で自然について考える機会や、社員同士のつながりを深める場にもなっています。サンスターはこれからも、地域とともに富士山の美しい環境を守り、その思いを未来へとつないでいきます。

サステナビリティクリップ編集部 M.K.

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