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FSC®認証紙を知っていますか?サンスターとの深い関わり。

2026/6/19

日本は国土のおよそ3分の2を森林が占める「森林大国」です。また世界に目を向けても、陸地面積のおよそ3分の1が森林で覆われています。
森林には様々な役割があります。多くの動植物が暮らす場を提供するだけでなく、土壌を保全し、雨水をろ過することで豊かな水を生み出します。また、光合成によって二酸化炭素を吸収し温暖化を防止する効果や、私たちが呼吸する酸素を提供し、空気をきれいに保つ役割も担っています。
私たちとの結びつきも地球環境の側面だけではありません。建築材、紙をはじめ、家具や衣服の繊維など、身の回りの様々な製品の原料も森林から得ています。緑あふれる森林は、私たちの生活に欠かせない存在です。
しかし、世界ではいま、農地化や都市開発、違法伐採などにより森林面積は年々減少しています。これからも森林からの恵みを享受しながら守っていくために、私たちができることは何でしょうか。その答えの一つが、FSC®認証を受けた製品を選ぶという方法です。
FSC®認証とは、森にいる動植物や、森で働く人々や地域住民に配慮しながら、将来も豊かな森林を維持できるよう「適切に管理された」森林で生産された製品を、消費者が認識して購入できるようにする仕組みです。FSC®マークを目印に製品を選ぶことで、普段の生活の中で森を守る取り組みに参加することができます。
FSC®認証について、特定非営利活動法人 日本森林管理協議会(FSC ジャパン)指針・規格マネージャーの三柴ちさとさんにお話を伺いました。

「『適切に管理された』森林とは、天然林と人工林で大きく異なります。例えば、建築材や紙を作るために使用される人工林では、計画的かつ効率的に植え替えることが必要になります。一方、天然林では自然の再生力を活用して森林を管理します。下の写真は、マレーシアの天然林において、個々の木に番号を付けて評価・選定を行い、伐採対象をマップに示した後、実際に伐採した木の様子です。

FSC®認証を受けるためには、地域住民や消費者、研究者、林業関係者、企業など、社会・環境・経済に関わる様々な立場の人々(ステークホルダー)が議論して合意した、10の原則、71の基準および200もの指標を満たす必要があります。さらに、認証林で生産された林産物をFSC®製品として販売するためには、生産・加工・流通にかかわるすべての過程において認証を受けなければなりません。このようにして認証された製品は多岐にわたり、紙や木材のほかにも、ベリーやキノコなどの食べ物、自動車のF1レースで使用される天然ゴムを使用したタイヤもあります。消費者がFSC®製品を購入することは、この先、豊かな資源を利用しながら森を守ることにつながります。」
消費者のみなさんに向けてのメッセージもいただきました。

「木材は私たちの生活になくてはならないものです。しかし、必ずしも使用すること自体が森林破壊であるということではありません。適切に管理されたうえで使用することで経済的価値が保たれ、結果として守られる森林もあります。今でこそ豊かな森林が広がる日本ですが、明治時代には産業の発達による木材への需要増加が原因で、荒廃した山野が広がりました。その後、スギやヒノキなどの積極的かつ計画的な造林が進められた結果、豊かな森林が育った経緯があります。現在はそれらの森林の多くが利用期を迎えていますが、林業における労働力不足などの問題により残されたままになっている現状です。伐採して植えるというサイクルが十分に機能せず、活用するべき森林が残されるという問題を抱えています。適切に管理することが重要であり、伐採して使用するということ自体に罪悪感を抱く必要はないのです。大切なのは、持続可能で管理された森林からの林産物を使用するということ、そして無駄遣いをしないことです。」

サンスターとFSC®認証紙のかかわり

サンスターでは、環境中長期目標の一つに、容器・包装材に使用する紙にFSC®認証紙などの森林認証紙を用いることを定めています。2030年までにグローバルで森林認証紙比率を100%にすることを目標に、2021年度に53%だった森林認証紙比率を2024年度には81%にまで高めました。日本ではGUMやOra2をはじめとする製品の包装材に使用されており、日本における森林認証紙比率は98%となっています。

サンスターは、今後もFSC®認証などの森林認証紙の使用率を高めるとともに、製品パッケージにFSC®マークを表示し、森林の持続性に寄与する活動を行っていきます。

サステナビリティクリップ編集部 M.U.

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