NEW

未来からの手紙 ― 高槻市の小学生が教えてくれた「地域をよくする力」。

2026/03/31

サンスターのハミガキ工場がある大阪府高槻市。ある日、高槻市立赤大路小学校の子どもたちから会社宛てに一通の手紙が届きました。「わたしたちは、これまで高槻の町をきれいにして、この町に来てくれた人達が高槻市を好きになってくれるようにゴミ拾いを行ってきました。今回はその集大成として、学校の授業でお世話になった会社の人たちやPTAの大人、大学生の人たちも参加してくれます。サンスターの皆さんにも参加してもらえると嬉しいです。」

小学生が企業に直接“協力のお願い”をしてくる。この依頼の背景には、文部科学省が推進する「総合的な学習の時間」があります。自分たちの町をより良くするために何かできることはないか。4年生の児童たちが自ら考え、大人を巻き込みながら実現に向け行動してきたのです。デジタルネイティブである彼らは、iPadを使いこなし、自分たちのアイデアを形にする情報を探し出しました。彼らが見つけたのが、サンスターが10年以上前に高槻市と共同制作した、再生プラスチック100%の「地産地消 はにたんゴミ袋」でした。

最初は担任の先生を通じた「ゴミ袋を提供してもらえないか」という相談でしたが、彼らの探究心は止まりません。社員へのインタビューや、独自に制作した壁新聞「サンスター新聞」づくり、さらには出張授業の企画まで、その主体的な姿勢は大人顔負けのものでした 。ゴミ拾いを続ける中で、彼らはある現実に気づきます。「大人が捨てたゴミのほうが多い」ということ。どうすれば大人の行動を変えられるのか。話し合いの末、彼らが導き出した仮説は、「小学生が一生懸命に町をきれいにする姿を見せれば、大人の心も動くのではないか」というものでした 。この仮説を実行するため、彼らは「目立つように赤い軍手を使いたい」「デザイン性のあるゴミ袋を使いたい」とアイデアを具体的にしていきます。必要な道具は、校長先生に直談判して購入。ネットの情報だけに頼らず、自分の目と耳で確かめ、行動に移すその姿は非常に力強いものでした。

今回の交流を通じ、私たちは「次世代のステークホルダー」である子どもたちの誠実さと、大人の振る舞いを見る鋭い視線に改めて気づかされました。彼らは、企業がどう社会と向き合っているかを敏感に感じ取っています。その眼差しは、未来からのまっすぐなメッセージのようでした。この熱意に応えるべく、サンスターも彼らが企画したゴミ拾いイベントに参加。参加した社員からは「楽しみながら一生懸命に取り組む子どもたちの姿に触れ、日々の行動の積み重ねの大切さを改めて感じました」などの声が聞かれました。サンスターからは、12年の歳月を経て、子どもたちが探し当ててくれた「地産地消はにたんゴミ袋」を寄贈。今後の活動の中で活用される予定です 。

サンスターはこれからも地域とのつながりを大切にしていきます。また各事業所では、敷地内での環境保全の推進や、地域コミュニティとの協働による自然環境保全活動に参加するなど、生物多様性保全にも努めてまいります。

この記事をシェア