サンスターは2024年から2025年にかけてのサステナビリティ活動の進展を、年次更新としてグローバルウェブサイトで公開しました。本年度の報告では、環境分野での具体的な成果、全社的なサステナビリティ戦略の策定など、グローバル規模で多くの進展が示されています。
環境への取り組みでは、製品の容器・包装材におけるリサイクルプラスチックや植物由来プラスチックの使用率を、2025年までに25%に引き上げる目標を掲げていましたが、これに対し、2024年までに27%を達成しました。この大幅な進展は、日本での液体ハミガキ、洗口液ボトルへの植物由来プラスチック採用拡大などによるもの。2025年には、その対象をシャンプーボトルへ。さらには、ハブラシ(日本、欧州、米州)や歯間清掃具(日本、米州)の製品本体にも広げています。また欧州と米州では、ハブラシの包装材をプラスチックから紙とセルロース素材に変更する取り組みも進められています。建築用シーリング材においては、2025年には容器回収リサイクルの仕組みに適応したリサイクル可能な樹脂缶を採用しました。バイク用部品では、製造時のCO2排出量を半減したブレーキディスクと粉塵排出量を15%削減したブレーキパッドをレース用に開発。ブレーキング性能を前年より高める改良を行い2025年も、実戦レースでの好成績に貢献しました。
さらに、サンスターのサステナビリティへの取り組みをグローバル全社で加速するため、「ESGコミッティ」が発足、2025年10月1日に、第1回ESGコミッティが開催されました。この会議は、主要な機能部門と事業領域から選出されたグローバル役員や経営幹部からなり、サステナビリティの全社戦略と環境・社会・ガバナンス分野における戦略策定を行います。今回は、サンスターのサステナビリティの外部評価に基づく現状分析結果の共有と今後の優先実施事項が議論されました。事業を通して人々の心身ともに健やかで快適な生活づくりに貢献し、責任ある企業活動を通じて持続可能な未来を育むサンスターとして、今後さらにサステナビリティの活動を加速させていくことが確認されました。