地震や豪雨など、災害に遭遇するリスクは年々高まるばかりです。状況によっては、避難所や自宅でしばらくサバイバルしないといけないケースも考えられます。電気もガスもストップ、水だって限られた量しかない。そんな非常時でも、工夫しだいで料理を作ることが出来ます。防災食アドバイザー・今泉マユ子先生が教えてくれたのは、災害時にも日常にも役立つ料理法。日頃から身につけておくことが大事と聞き、サンスターの社員が家にあるものでアレンジし、挑戦してみました。
防災クッキングのポイント①
火も水も使えないときは、ポリ袋で和える!
食品用のポリ袋に入れて混ぜるだけの料理法。調理器具や水も使わず、時間もかかりません。お子さまでも手軽に、衛生的に調理できます。ポリ袋のまま食器にかぶせて使えますので、洗い物だって減らせます。
防災クッキングのポイント②
限られた量の水で何品もつくる、お湯ポチャ!
耐熱性のポリ袋に食材を入れて湯煎する「お湯ポチャ」という料理法があります。お湯は温めるのに使うだけですから、繰り返し何度でも使えます。鍋も汚れません。複数の料理を同時にひとつの鍋で調理できるなど、日常でもぜひ使って欲しい技です。
防災クッキングのポイント③
避難生活では、野菜不足に気をつけて。
常温で保存できる野菜ジュースは、災害時の強い味方。上手に利用することで、避難生活で不足しがちな栄養を補うことができます。水の代わりにジュースを利用したり、粉末の青汁なども他の食材に振りかけたり、使い方次第で、さまざまな料理に応用ができます。
※このレシピはサンスターオリジナル
サンスターのYoutube「サンスターつながる広場」では、他の防災レシピも紹介しています。ぜひご覧ください。
<今泉先生からのメッセージ>
ふだんから、防災食をつくる練習をしましょう!
非常時に食べ慣れていないものが続くとストレスがたまります。日常と防災を分けずに、食べ慣れた好みのものを備蓄するのがポイントです。普段から防災クッキングを作ってみてください。出来ることをたくさん増やしておくと、もしもの時も臨機応変に乗り切ることが出来ます。「知っている」「聞いたことがある」を「出来る」にすることが大事です。
災害時には野菜や果物の摂取が不足しがちになるので、手軽に栄養が摂れる野菜ジュースがあるといざというときに役立ちます。体調を崩しやすい避難生活だからこそ、あたたかくて栄養のある食べ物を摂るように心がけましょう。カセットコンロは予備のガスボンベとともに、必ず常備しておいてくださいね。
防災食アドバイザー
管理栄養士
防災士
今泉マユ子先生