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子どもたちと「防災のまなび」。避難指定公園で防災食づくりを体験。

2024/09/30

災害への備えや対応は、「公助」「共助」「自助」に3つに分けて考えることができます。行政や自治体からの「公助」は時間がかかるため、災害時の初動としては、自分の身を守り安全を確保する「自助」、周りの人と協力し安全や健康を維持する「共助」が大切です。いざというときに適切な行動が取れるよう日頃から体験しておくことが重要になります。

そんな市民の自助力と共助力を高める目的の防災イベントが、9月7日、東京都立光が丘公園で行われました。イベントを主催したのは、一般社団法人Smartgive(スマートギブ)。サンスターは、この取り組みに、練馬区危機管理室とともに参加しました。

受付で配布した防災にオーラルケアの資料と長期保存の液体ハミガキのサンプル

イベントへの参加者は総勢50名。対象者は地域に住む、小学生の子どもがいる親子です。この日のプログラムは、火を起こし、防災食の調理、消火訓練など。子どもと大人が協力し合って行います。

調理に必要な火起こしの準備からスタート。子どもたちは枯れた小枝を拾い、大人は薪割りを担当します。集めた枝や薪をかまどに入れて火を起こす手順を学びました。
続いて避難時でも栄養のバランスを考えた防災食「野菜ジュースを使った蒸しパン」作りです。ポリ袋にホットケーキミックスの粉と健康道場のジュース「黄実野菜」を入れて、手で揉みこんで十分に混ぜ合わせます。混ぜ終わったら袋の口をねじって結び、水を張った大鍋に入れて湯煎で火を通します。

ポリ袋で蒸しパンの種をつくって大鍋で湯煎します

蒸しパンが出来上がるまでの間、子どもたちは消火模擬訓練を行いました。消火訓練車両を使って消火ホースの使い方を学びました。終わった後は割りばしに刺したマシュマロをかまどで焼いたり、ソーラークッカーでジャガイモを加熱する様子を見たり・・・。みんな、簡単に温かくて美味しいものができることに驚いていました。

できあがった蒸しパンをみんなで試食

最後は、野菜ジュースの蒸しパンの試食です。子どもたちに感想を聞いてみました。「袋に入れて混ぜるのが楽しかった」「蒸しパン美味しい!」と自作の蒸しパンに満足な様子。大人の参加者からも「思った以上に簡単にできるので家でも作ってみたい」「想像していたより美味しかった」などの声も聞かれました。

サンスターからは、災害避難生活ではお口の衛生を保つことが健康を守るために大切であることを伝えました。何もなくても唾液腺をマッサージしてお口を潤す方法、水が貴重な避難生活でも水を使わずにお口の衛生を保つことができる液体ハミガキの使い方、さらには液体ハミガキは、日頃から使い慣れておくことやローリングストックに加えることの重要性も。それが、自身や家族の健康を守ることになることにつながります。

災害時でもお口を清潔に保つことの大切さを伝える

避難生活では、免疫力を落とさないためにも栄養に偏りがなく、温かくておいしい食事をとることも重要です。今回使用した、健康道場の野菜ジュース「黄実野菜」は、野菜5種類と果物3種類が摂れるので、野菜不足を補うことができます。さらに、このジュースは日本災害食認証を取得しており、保存期間も12ヵ月。栄養バランスに配慮した食品ローリングストックにおすすめです。災害時に、どのようにして健康を守るか。サンスターは、さまざまなイベントを通して役立つ情報を発信してまいります。

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