お客様の声から製品パッケージのプラスチック使用量を80%削減

2024/03/29

お客様の声が、製品パッケージに使うプラスチック使用量の大幅削減につながりました。2024年3月発売の新製品ガム・歯間ブラシL字型SSSSの発売を機に、プラスチックケースで販売してきた5品種を紙台紙とリサイクルPETブリスターへ変更。対象は歯間ブラシL字型(SSS、SS、S、M、L)です。

きっかけとなったのは、お客様相談室に寄せられたお客様の声。「丈夫なプラスチックケースを捨てるのはしのびない」「ケースを捨てる回数を減らしたい。簡単包装にできないか」「プラスチックケースに貼ってある紙のシールをはがしやすくして分別廃棄しやすくしてほしい」など、サンスターの歯間ブラシL字型を長年愛用しているお客様からお電話を頂くようになりました。

製品の品質を守るためには包装材による保護が必要となります。輸送時に破損しないように、また購入されたお客様が持ち歩いても製品が損傷すること無く安全にお使いいただけるようにするためです。一方、環境保護の観点では可能な限り包装材を削減する視点も大切です。この度、パッケージの仕様を変更することで、プラスチック使用量を約80%削減することができました。原料にも配慮し、ブリスターはリサイクルPETを採用、台紙はFSC森林認証紙を採用しています。さらに、包装材だけでなく、歯間ブラシのハンドル部分のプラスチック素材も見直し、石油由来のプラスチックから、植物由来原料を一部用いたプラスチックに変更しました。 透明カバー部分のプラスチックはリサイクルPETを使用し、台紙はFSC森林認証紙を使用。品質を保証しながらできる限りの環境負荷低減に努めました。

お客様相談室の担当者からのコメント

サンスターには、日常的に使うプラスチック製品が多いため、環境に配慮した取り組みや製品仕様のご要望がここ数年増えていますが、そのひとつに、歯間清掃具のケースへのご意見がありました。今回は、ガム・歯間ブラシL字型の新製品をきっかけに、既存のアイテムも含めてプラスチック削減の仕様変更ができ、貴重なお声をお寄せいただいたお客様の期待にひとつお応えできたのではないかと感じます。

サンスターは環境中長期目標の中に容器包装材の石油由来プラスチック削減を目標に掲げており、引き続きプラスチック使用量の削減や植物由来もしくはリサイクル素材への切り替えに努めて参ります。

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