能登半島地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。サンスターでは、経済産業省、石川県、富山県の医療関係者と連携し、ハミガキ、ハブラシ、液体ハミガキ、洗口液、口腔内清掃用スポンジブラシなどを被災者の皆さまの健康維持に向けた支援物資として提供し、災害時のお口のケアの重要性をお伝えする活動を行っています。
災害時に助かった命。しかし、その後の避難生活での健康状態の悪化やストレスなどが原因で亡くなる災害関連死が問題になっています。特に気をつけたいのが死因の上位を占める「肺炎」で、その多くが「誤嚥性肺炎」と見られています。歯みがきなどのお口のケアが難しい避難生活では、口内を清潔に保つのが困難です。口内の細菌が増殖しやすくなり、増えた細菌がだ液や食べ物といっしょに誤って気管に入って炎症を起こすことで発症する「誤嚥性肺炎」のリスクも高まります。サンスターでは、「誤嚥性肺炎」による災害関連死のリスクを少しでも減らすために、災害時でもできるお口のケア方法をお伝えしています。ハブラシがない、使える水が少ない、水が使えない。そんな環境でも、お口を衛生的な状態に保つ方法はあります。下記のポスターは、避難生活時のお口のケア方法とその重要性をお伝えするもの。災害支援に関わる方々に広くご活用を呼び掛けています。
避難所運営など災害支援に関わる皆さま、以下よりダウンロードしてご活用ください。
「災害時のオーラルケア方法について」掲載しています。
災害時の歯みがき方法などを、動画で紹介しています。
サンスターの「防災にオーラルケア」とは?
サンスターでは、1995年に阪神淡路大震災で本社周辺に住む多くの社員が被災した経験をもとに、「防災にオーラルケア」と題し、2011年の東日本大震災以降、地震や台風などの大きな自然災害の際に、災害時の歯みがきやお口のケアの重要性や災害時で水が不足した際のお口のケア方法についての啓発を行ってきました。大規模な災害の後の避難生活の中でお口の衛生状態の悪化から誤嚥性肺炎にかかり亡くなる方が多いことを知り、「防災にオーラルケア」を広める活動はサンスターの重要な使命だと感じています。避難所向けのポスターは、東日本大震災の際に災害歯科専門家の先生のご協力を得て作成した啓発情報をもとに、2016年の熊本地震の際に現地の歯科衛生士の方から啓発の必要性を訴える連絡を受けて、掲示物の多い避難所で目に入りやすいよう再編集して作成したもので以来広くご活用いただいています。また、自治体の防災関係者からのご要望をもとに防災備蓄に適した5年保存可能な「長期保存用ガム・デンタルリンス」を製品化してご活用いただいています。