災害時のお口のケアの重要性について、啓発を続けているサンスターは、この度「覚えてください 防災にオーラルケア」のサイトに「やさしい日本語」版のページを公開しました。
やさしい日本語は、難しい言葉をわかりやすく噛み砕いて言い換えるなど、普通の日本語よりも簡単で、外国人にも理解しやすい日本語として注目を浴びています。いまや日本在住の外国人は約307万人(2022年)。その数は、この30年で約3倍にもなりました。しかも、上位10の国や地域の公用語だけでも9言語になるなど、実に多様化していることがわかります。生活のための日本語に関する調査によると、日常生活に困らない言語を日本語と答えた外国人は約63%。英語を挙げた外国人の44%を大きく上回っています。また別の調査では、日本語で会話ができると答えた外国人は8割以上(法務省調べ)。希望する情報発信言語の1位が、やさしい日本語という調査結果(国際交流委員会調べ)も出ています。日本在住の外国人は、かなりの割合で日本語を理解していることがわかります。
在留外国人数 国籍・地域別トップ10と公用語
1位)中国 | 中国語 | 761,563人 |
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2位)ベトナム | ベトナム語 | 489,312人 |
3位)韓国 | 韓国語 | 411,312人 |
4位)フィリピン | フィリピン語・英語 | 298,740人 |
5位)ブラジル | ポルトガル語 | 209,430人 |
6位)ネパール | ネパール語 | 139,393人 |
7位)インドネシア | インドネシア語 | 98,865人 |
8位)米国 | 英語 | 60,804人 |
9位)台湾 | 中国語 | 57,294人 |
10位)タイ | タイ語 | 56,701人 |
サンスターでも、「覚えてください 防災にオーラルケア」サイトで英語版、中国語版(簡体字、繁体字)とともに、新たに「やさしい日本語」版を新設することで、より多くの在日外国人の方々にも災害時の歯みがき、お口のケアの重要性と水が少ないときのお口のケア方法などを伝えることができるのではないかと考えました。難しい漢字の熟語、カタカナ語、擬態語などを極力避け、文節の区切りを明確にし、かなを振るなど、なるべく「やさしい日本語」になるように心がけました。日本に住んでいる多くの外国人の皆さまに、災害時に健康を維持するにはお口のケアが重要であることが伝わるよう、今後もよりわかりやすい表現を目指していきます。