約1,000人の従業員が働く、凸版印刷の福崎工場。従業員の健康を人一倍考えてきた企業が、どんな衛生対策をしてきたのか、担当の山上さん、前嶋さんに話を伺いました。
「日頃から、どんな衛生対策をしていますか?」
デスクの島ごとに消毒用アルコールを配置しています。共用部にパーティションを設けたり、手洗い場にペーパータオルを置いたりなど、どの企業も同じだと思いますが、衛生面での配慮を心がけています。従業員同士が密になることを避けるために、事務所を広くしようと、打ち合わせスペースにまでデスクをならべたりもしています。さらに、集団感染によって、仕事が止まってしまうリスクを回避するため、同じ部署の人たちをバラバラのオフィスに配置するなど、独自の工夫も。以前から、工場内の衛生管理についてはマニュアルがありましたし、従業員の健康面にも気を遣ってきた企業なので、感染対策についても、しっかりやってこれたのではないかと思っています。
「デンタルリンスのサーバー設置の経緯は?」
福崎工場では以前から、従業員から要望を聞き、設備や業務の改善に役立てるという活動をしてきたのですが、あるとき、歯みがきのための専用のスペースを作って欲しいという要望があり、工場内通路に「はみがき道場」というコーナーをつくりました。
健康や衛生への意識が高い従業員のために、その後も何かできることはないかと考えた結果、 2020年の1月、工場内5箇所の洗面スペースに、デンタルリンスのサーバーを置くことにしました。ちょうど、新型コロナウイルスへの感染がニュースになり始めた頃ですね。サーバーの設置は、思いのほか従業員の評判がよく、今ではかなりの数の人が使ってくれています。割合で言うと、女性の使用率が高くなっていますが、毎食後に使ってくれる男性も増えてきました。食事のあとの歯みがき時に使用している人が多い印象ですが、夜勤明けに口をきれいにして帰る人、毎朝出社時に使う人、衛生習慣は実にさまざまです。
「従業員の健康意識は変わってきましたか?」
コロナ禍、手洗いのために洗面所に行く頻度が増えたせいで、デンタルリンスの使用機会も増えてきたように思います。一度使ってみると、その気持ちよさが病みつきになり、自宅でもデンタルリンスや洗口液を使うようになった人もいます。使用時や使用後の爽快感が気に入って使い続けているという人もいます。サーバーの気軽さは、多くの従業員の習慣を変えました。今後は、全国の工場や事業所へも展開していけたらと思っています。
サンスターでは、コップをかざすと1回分の洗口液が自動で注がれるガム・デンタルリンス電動サーバーの設置・普及をはじめ、新たな製品やサービスを通じ、健康習慣を社会に広げていきます。
※ガム・デンタルリンス(医薬部外品)は、口に含んでハブラシでみがくことにより歯周病(歯肉炎・歯周炎)を予防し、口臭も防ぐ液体ハミガキです。
※歯みがきの最中は、だ液の飛沫が周囲に飛散する可能性があります。新型コロナウイルス感染者のだ液にはウイルスが含まれていることが報告されており、歯みがきを行う際は、身体的距離を確保して、他の人の近くで行うのを避ける、時間を変えて行う、換気を心掛けるなどの工夫を心がけましょう。