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化粧品のより良い安全性評価の普及を目指して6社が研究協働。

2025/02/28

サンスターで皮膚刺激性試験の開発にかかわる研究メンバー

生活者に新しい価値を提供する化粧品や医薬部外品の開発に欠かせないのが安全性評価。その評価手法について近年、動物愛護の観点から動物実験に代わる様々な方法が開発されています。そんな中、皮膚刺激性試験の代替法に関して、小林製薬株式会社、サンスター株式会社、株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング、TOA株式会社、株式会社マンダム、ロート製薬株式会社が行った共同研究成果が日本動物実験代替法学会第37回大会で大会長特別賞を受賞しました。代替法試験の評価指針に、より多くの成分の実使用に即したデータが反映され、メーカー各社が適正に効率的に安全性評価が行えるようになることを目指し、各種成分の試験結果を共有した点が評価されたと考えています。

共同研究に使用したヒト3次元培養表皮とその使用イメージ

サンスターでは、動物実験代替法およびヒトを用いた試験(パッチテスト、使用テスト等)を活用して化粧品の安全性を評価していますが、さらなる安全性確保のために、より一層の精度の高い動物実験代替法の導入と開発に取り組んでいます。
今回の6社共同による取り組みでは、試験実施施設として参加。さらには、2021年4月に厚生労働省より発出された「医薬部外品・化粧品の安全性評価における皮膚刺激性評価体系に関するガイダンス」の改定に向けた活動にも、業界で協働して参画。これからも生活者の安全性に配慮した製品開発に努めていきます。

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