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使用済みの詰め替えパックから生まれた傘が、神戸のまちで活躍!

2024/09/30

神戸市と小売店・日用品メーカー・リサイクラーでつくる「神戸プラスチックネクスト つめかえパックリサイクル プロジェクトチーム」。サンスターもこの活動に参加してリサイクル素材の傘をつくりました。小売店協力のもと、市民から回収した日用品の「使用済み詰め替えパック」から得られた再生プラスチックを傘の生地にリサイクルしました。このリサイクル材から、なんと300本もの傘が誕生。2024年12月からは、傘シェアリングサービス「アイカサ」の神戸市内の貸し出しスポット20カ所に設置される予定です。

食品や日用品の容器や包装材に欠かせないプラスチック。軽くて丈夫なボトルや、薄くしなやかなフィルムなどに自在に加工でき、品質保持、衛生面に優れる素材ですが、中身を使い終えるとゴミとなってしまいます。サンスターも、ハミガキ、洗口液、シャンプーなどの容器、詰め替えパック、包装材に多くのプラスチックを使っているため、こうしたプラスチックを薄肉化して使用量を減らしたり、再生材に置き換えたりしてゴミを減らす努力を続けています。使い終わったプラスチックの再生リサイクルに向けては、プラスチック材料メーカー、各日用品メーカー、小売業、ごみを集める自治体、資源リサイクル企業など、プラスチックゴミの再生に関わる方々と一緒に解決策を探る実証実験を繰り返しています。神戸市で行っている詰め替えパックのリサイクルの活動もその1つ。神戸市民の皆さまに洗剤、シャンプーなどの使用済み詰め替えパック容器を販売店に持ってきてもらい、そこから様々な工程を経てペレットという原料の状態にまで再生します。この再生ペレットを50%使用してフィルム状に加工することで、この度、傘の生地にリサイクルしました。

このほかにも、サンスターでは一般社団法人エコシステム社会機構 Ecosystem Society Agency ( ESA:イーサ、旧組織J-CEPの資源循環の活動を継承 )にて、加盟各社との協業で日用品ボトルやハブラシのリサイクル実証実験にも取り組んでいます。日用品の使用済みプラスチック製品・容器・包装材の回収リサイクルについては、再生利用しやすい製品づくり、回収、運搬、分別、洗浄、再資源化などの技術面、コスト面、制度面など様々な課題があり、今後も関連業界、行政など様々な関係者と、持続可能な仕組みづくりに参加していきます。

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