徳島⼯場の環境対応② 廃プラスチックに、新しい命を。

2023/07/18

ハブラシを製造するサンスター徳島⼯場では、ハブラシ成形加⼯時にプラスチックの端材や不良品が発⽣します。このうち再利⽤できるものは粉砕してハブラシの⽣産に再利⽤していますが、品質確保の観点で製造⼯程に戻せないものもあり、これらの再利⽤については、社員が知恵を絞り試⾏錯誤を繰り返してきました。そんな中で⽣まれたのがハブラシ⽴てです。プラスチック成形メーカーの協⼒のもと、廃材が新たな価値を持ったプロダクトに変⾝。⼯場⾒学など、徳島⼯場を訪れた⽅へのプレゼントに活⽤されています。廃プラスチック再⽣の取り組みは、⼯場内で使⽤されている製品トレーにも及びます。⼯程間の運搬に使⽤されているトレーは数万枚。経年ですり減り破損したトレーは、これまでは廃棄されていました。そんな状況の中、⼯場内のプラスチックごみを少しでも減らせないかと⾏動を起こした社員がいました。トレーの製造をお願いしている会社にリサイクルの可能性を相談。協⼒会社も⾃社製品での環境配慮の必要性を感じていたため、トレーを再成型する実験がスタートしました。こうして、⼯場内の“トレーtoトレー”のプラスチック資源循環が実現し、今では⼯場内で回収された古いトレーは、製造元へ送られ、再びサンスターの⼯場に戻ってくる循環スキームが完成。⼯場のプラスチック廃棄物も削減できました。今後は⼯程内の他のプラスチック資材の再⽣も検討していきます。各々の持ち場で社員が考えた環境への取り組み、今後もプラスチック資源の有効活⽤を進めていきます。

この記事をシェア