オーラルフレイルという言葉を聞いたことはありませんか?「かむ」「飲み込む」といったお口の機能の衰えが老化を早めてしまう現象のことを言います。お口は食べる、話す、笑う、さらには呼吸にまで関係する大切な器官ですが、「食べこぼす」「むせる」「硬いものが食べにくい」「滑舌がわるい」といったお口のささいなトラブルを放置することで徐々にお口の筋肉や機能が衰え、誤嚥性肺炎になるリスクが高まるほか、将来的には要介護の状態になりやすいことが分かっています。対策として、お口のささいなトラブルを放置せず歯医者さんに相談することと、普段からお口や舌の筋力をできるだけ使ように心がけたいものです。効果的にお口の機能を保つために有効なのが歯みがきのときのうがい。口をゆすぐときのブクブクうがいとガラガラうがいを、いつもより少し長めに行うことを習慣づけるだけで、無理なくお口を鍛えることができます。