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マウス&ボディへの軌跡

サンスターでは、かねてより「お口の健康と全身の健康」を考える「マウス&ボディ」と、「心身の美と健康」を考える「ヘルス&ビューティ」という「健康」に関する2つの事業を積極的に進めています。ここでは、口腔内だけでなく、全身の健康をふまえた「マウス&ボディ」の考え方へと発展した軌跡をご紹介します。

ニューヨーク州立大学との共同研究

サンスターは、1979年、ニューヨーク州立大学に、最初の研究員を派遣し、歯周病に関する共同研究を開始しました。それまで、歯周病は、加齢に基づく老化現象と考えられていましたが、酸素を全く遮断した装置により、絶対嫌気性といわれる歯周病原菌を見つけ出しました。これによって、歯周病の最初の原因に細菌が関与していることが、明らかになりました。その後もこの研究は引き継がれ、G・U・Mシリーズ(1989年)をはじめ、歯科医師へ向けた歯周炎治療薬ペリオクリン歯科用軟膏(1990年)や歯周病原菌検査薬ペリオチェック(1992年)などの製品開発へとつながりました。さらに当時、日本においては、「歯槽膿漏」と呼ばれていたものが、「歯周病」という新たな疾患名を普及させることとなりました。

サンスター・ポートサイドシンポジウム

この間の研究成果を集大成したものが、「歯周病コントロールについての将来展望」をテーマに、1986年、神戸ポートピアで開催 された「サンスター・ポートサイドシンポジウム」です。
このシンポジウムは、1990年に第2回を、1993年には、ニューヨーク州立大学バッファロー校100周年記念シンポジウムとして実施しました。

歯周病と全身の健康を研究する

一方、ニューヨーク州立大学以外の米国機関として、1996年にノースカロライナ大学内にサンスタープロフェッサーシップ(奨学金制度)とサンスター事務所を立上げ、共同研究を開始しました。
この頃になると歯周病と全身の関係に関わるデータが集積されてきたこともあり、1997年に「歯周病と全身の健康」をテーマに「サンスター・チャペルヒルシンポジウム」を開催、歯周病研究のその後を象徴するシンポジウムとなり、サンスターにおいても「マウス&ボディ」の考え方を全面的に打ち出すきっかけとなりました。

マウス&ボディへ

マウス&ボディを象徴するイベントとしては、2002年ジュネーブにおいてサンスター歯科財団(現サンスター財団)主催による「口腔衛生と全身の健康に関する専門家会議」があり、WHO(世界保健機構)の職員を中心に日本の厚生労働省、世界歯科医師会、世界医師会からも参加者が集まりました。
日本においても、2006年大阪リーガロイヤルホテルにおいて、サンスター歯科財団主催による「口腔保険から全身の調和を目指して=お口とカラダの不思議な関係=」と題する公開シンポジウムを開催し、2006年7月に京都市、2007年2月に静岡市でも公開シンポジウムを実施しました。

2006年に、静岡県立がんセンターおよび静岡県歯科医師会とがん治療による口腔合併症の軽減・予防に関する包括的共同研究協定を締結しており、静岡のシンポジウムでは、がん患者と口腔衛生についても紹介しました。

歯周病と糖尿病

現在、歯周病と全身の健康との関連性についてデータが最も集積されているのは、「糖尿病と歯周病」の分野です。2001年頃から糖尿病研究の最高峰であるハーバード大学医学部附属ジョスリン糖尿病センター(以下ジョスリン)に共同研究を打診したのが始まりです。
ジョスリンとは、2004年に「アジア食の糖尿病患者における有用性」について共同研究契約を締結し、研究員を派遣するなど関係を強固にしてきました。

また、2009年、ジョスリン講師陣による専門家対象のシンポジウムJSDEI(Joslin-Sunstar Diabetes Educational Initiative)セミナーの開催契約を締結し、日本国内で5回、日本以外では、米国4ケ所(シカゴ、ニューヨーク、ロサンジェルス、サンフランシスコ)で実施し、さらに、2012年10月にジュネーブ、2013年2月には横浜でも、シンポジウムを開催しました。