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エイズの「今」を知ろう

1.元気に老後を迎える方が増えています。

日本で薬害エイズ裁判が和解した年、よい薬が開発されて、HIV陽性者の生活は飛躍的に改善されました。現在ではHIVに感染していても、毎日薬を飲んで体調を維持すれば、「エイズ」を発症しないまま、元気に生きられるようになっています。

2.子どもを産む陽性者のご夫婦もいらっしゃいます。

世界的にはもちろんのこと、 日本でも、子どもを生むHIV陽性者のご夫婦もたくさんいらっしゃいます。受精時の感染を予防するためには、体外受精を行っています。
「母子感染」は、胎盤・産道・母乳を通じて、子どもにHIVが感染すること。だから、HIVに感染しているお母さんは、1)妊娠中に感染を防ぐ薬を飲み、2)帝王切開をし、3)粉ミルクで子育てをしています。

3.実は感染しにくいウイルスです。

「感染」と聞くと過剰反応をしてしまうのが人間の性。
しかし、実はHIVは熱や水に触れると感染力を失うくらい弱いウイルスです。しかも、感染力のある体液は、精液・膣分泌液・血液・母乳に限られていて、それが「粘膜」に“直接、濃厚な接触”をしたときにのみ感染が成立します。女性は膣=粘膜の部分が広いので、男性に比べて感染確率が高くなります。また、他の性感染症にかかっていると、そこが傷口となって、HIVにも感染しやすくなります。

4.通院は年に4回だけ?

個人差がありますが、少ない人では3ヶ月に1回、 通常は月に1回の外来で済む場合がほとんどだそうです。 薬にはいろいろな種類があって、回数・量が多い方もいますし、1日1回飲むだけ、という方もいます。

5.クスリを100%飲み続ける困難さ。

薬を飲めばよい、といっても、そう簡単ではありません。一生にわたって薬を飲み続ける難しさもありますし、HIVの薬は、飲み忘れてしまうと耐性ができてしまうため、ほぼ100%の服薬順守が求められます。 しかし、職場環境や、その日の予定、そして気分など決まった時間に飲み続けることは想像以上に困難です。

6.ニュースで目にする海外の厳しい状況。今、世界では?

世界では3,200万人以上の方がHIVに感染しています。
確かにエイズの治療薬は開発が進みました。しかし依然途上国においては、薬が非常に高価であったり、保健システムが弱かったりと、薬を飲むことが出来ないHIV陽性者がたくさんいます。 エイズによって亡くなる働き盛りの世代、残される孤児、そして差別や偏見。解決困難な問題が多く、国の存亡にも影響を与えるほどになっています。今やエイズに関わる問題は、世界規模での取り組みが必須です。

7.次のエイズ流行は東アジア地域と言われています。

これまで流行が深刻なのは、アフリカ(サハラ砂漠より南側の国々)や、タイ・カンボジアなどの東南アジア諸国でした。しかし、実は現在もっとも感染増加率が高いのは、ロシア・東欧、オセアニア、そして東アジア地域です。中でも、中国・韓国・台湾・日本を含むわが東アジアは、次に大流行が来る地域だといわれています。日本でも着実に増加していて、2008年末の統計では1557人です。

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