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| そういうときの希望は何でしたか? |
| 先の見えない、何の保証も無い仕事のために、勉強を続けるのは簡単ではありませんでしたが、やっぱり歌が好きで、歌に慰められたり、勇気づけられることも多かったですし、ドイツでの経験も、厳しい社会だからこそ、自分自身と向き合った、精神世界を描いた哲学的な作品が多いのだと共感できましたから、そういう勉強を続けて、自分に感じるものを表現したいと思いました。 |
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| 自文化としてオペラを知っている人たちの中に入って行くというのは・・・ |
| 厳しいですよ。母国語ではないので、一言間違えても全部間違えたみたいに評価されることもあります。でもそれが、彼らの芸術を尊重して歌わせてもらうための、最低限の礼儀なんだと思えば、がんばれる気がしました。 |
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| がんばりたいと思う魅力は、どんなところにありますか? |
| 歌を始めたころには、単語の意味を辞書で引いて訳していけば、表面的に言葉の意味はわかるのですが、それが本当は何を意図しているのかはわからないことが多かったんです。それが、だんだん大人になって、いろんな経験や思いを経て改めて見直すと、愛の深さや、人生の終焉についてなど、その歌に込められた意図がわかるようになってきました。人生の教訓となるような言葉もたくさんあって、色々な歌や、オペラを勉強するごとに、それぞれの魅力を感じられるようになりました。自分の文化でも母国語でもないので、ハードルは高いですが、一生懸命勉強して、作品世界を紐解いて新しい発見ができると、やっぱり素晴らしいなと思えます。 |
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