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| お話を書かれるときは、メッセージ性を意識されているんですか。 |
| うちの劇団自体が、「人が人を想う力」について、常に考えているというか発信しています。たとえば『ヒトミ』のときは、主人公ヒトミが絶望から一歩進む力を持たせてあげたかったんです。観に来るお客さんの中にも、何か辛いことがあったりとか、もしかしたらこれから出会うかもしれないときに、少しだけ前に進める力を、うちの舞台が助けられればいいなと思って書きましたね。私たちもお客さんからそういう力をいただいていますし。 |
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| ああ、すごくいいですね。「絶望から立ち直る力」。 |
| ファンタジーってそこが魅力だと思うんです。身近なところから、あるかもしれない、あったかもしれない、いつか自分の身にも起きるかもしれない…いいことであれ悪いことであれ、それをどう受け止めていくのか、それをどんなふうに力にしていくのかを一緒に体験していけるのは、演劇だからできることだと思うんですよ。やっぱり生ですし、目の前で役者が汗かいて、走り回っていますから。本を読むときも、きっとそうだと思うんですけど、そのもっとリアル版という感じですよね。 |
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| そうですよね。生でやってくださるわけですもんね。 |
| やってくださるなんて、そんなにいいものじゃございません(笑)。でも、皆さんの2時間をいただくわけですから、それはもう精一杯やらないといけないなって思いますね。小説家の恩田陸さんが、「エンターテインメントというのは、お金と時間をもらっているのだから、絶対に飽きさせないっていうのが私のテーマなんです」とおっしゃっていたんですが、さすが、と思うと同時に、ああうちもそうありたい、と思いました。 |
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| 本当に面白いですよね(笑)。楽しいし泣けるし・・・改めてすごいなと思いました。 |
| ありがとうございます。演劇は特殊ですから、どうしても向き不向きはあると思うんです。でも、うちは初めて演劇を観るお客さんというのを、常に忘れないようにしたいねって話しているんですよ。お客さんも、小学校低学年から80、90のおじいさま、おばあさままでいらっしゃいますから、大きめの声ではきはきとしゃべるとか、わかりやすいストーリー展開にするとかは意識していますね。私自身が体験した、初めて舞台を観たときの衝撃、感動を、いろんな人に伝えたいんですよ。20年間言い続けていることですが、人が一番頑張れるのは、自分のためじゃなくて、誰かのために頑張るときですよね。「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン」ってうちの西川浩幸が好きでよく言うんですけど、本当にそうだと思うんですよ。 |
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| キャラメルボックスのエッセンスをあげるとしたら、どういうところでしょうか? |
| これもずっと言い続けてるんですが(笑)、愛と勇気と冒険です!物語の持つ力と言いますか、躍動感と言いますか。明日が楽しみになる。もう一度自分の周りの大切な人に会いたくなる。そんな感じでしょうか。 |
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