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様々な分野で生き生きと活躍されている女性たち。各分野のプロである彼女たちの目から見た、健康、ライフスタイル、キャリアについて、広報の女性スタッフがお話を伺うインタビューシリーズです。 >> インタビュー一覧
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Interview vol.2 映画評論家 渡辺 祥子さん (後編)
「単純に映画が好きなんですよ」
それでは、最後に渡辺さんご自身のお話を伺いたいんですけれど、映画の仕事をされるようになったきっかけは何ですか?
私ね、単純に映画が好きなんですよ。小学校1年生の時に親に『白雪姫』に連れて行かれたの。すっごくきれいな世界だったので、私はずっと映画のそばにいたいと思ったんですね。それで映画をいっぱい観るようになっていくと、私はスリルやサスペンスなどのワクワクすることが好きだってことに気がついたんです。それがそのまま大人になっている。それで、映画で何かするんだったら、映画の勉強をしたほうがいいかと思って、大学で映画を専攻したけど、卒業してもそう簡単に仕事は見つからない。映画のそばにいるってなんだろう?と思っても、よく分からなかったし。それで卒業してアルバイトをしていたら、ある日、新聞の求人欄に「映画雑誌の編集部員を求む」っていう広告を見つけたんです。それですぐ応募したの。
制作は考えなかったんですか?映画を作りたいとか。
作る気はしなかった、観るのが好きだったので。でもね、映画が好きだから現場っていうのを見てみたい…っていう気もあって、子役で2回映画に出てるんですよ。一回はなんと超大物監督の木下恵介さん。その頃は全然知りもしなくて行ってきました。でも女優になりたかったわけではないから、それっきりだったんですね。
それで映画雑誌の編集部員になられたんですね。
映画会社に入った初日に、写真を5枚くらい渡されたの。女優さんが帽子を被った組写真だったんですけど、その写真の1枚1枚にキャプションを書けって言われたんですよ。でも、原稿書くなんて考えてもいなかったので、何を書いていいか分からないんですよねぇ。で、1日抱え込んでいたらものすごく怒られて(笑)。「何でもいいから字を書け」って言われて書いたのが、最初の原稿ですね。もう今でも忘れない、悪夢のようなソフィア・ローレンだった(笑)。
ハハハハ(笑)5枚全部ソフィア・ローレンだったですか。
うん、そう。帽子が違うんだもん。それでも、一応真面目に事典を調べて・・・クロシェとかキャスケットとかね。でも、原稿にならないの(笑)。ホントに悪夢の初日。
そこからキャリアが。
そう。映画雑誌だから写真のストックが山のようにあって、本に使われて印刷所へ行き、印刷が終わって本が仕上がるとその写真は戻ってくるんです。それを作品ごとに元の袋に戻すっていうのが私の主な仕事。でも、それをやったおかげで、映画の場面や出演者を覚えました。まだ私も若かったし、“記憶力の鬼”と言われるくらい。
へえ。
で、1年8ヶ月経って、結婚したんですけど、新婚旅行から帰ってきたら、本が廃刊になるって言われたんです(笑)。メインが手芸の本の会社なので、私は全然興味がないから、また新聞広告で職探し(笑)。そうしたら銀座に“PR誌の編集長を求む”ってあったから、行って売り込んで採ってもらったの。一番の下っ端から、編集長になったんですよ。
いきなり編集長ですか・・・すごいです。
平気なの。1年8ヶ月やっているっていうことは、だいたいひとつの月のものを2回近くやっているっていうことだから、この季節には何をするっていうことが分かるんですね。それで、今度はPR誌だから、映画と演劇をたくさんやりたいっていうことだったんで、それだったら大丈夫だろうと思ったんですよ。それで、やっているうちにどんどん映画の記事で埋めちゃってね(笑)。でも、2年やったら飽きちゃったんですよ。友達も映画の業界にできたし、二つ三つ仕事があれば独立してもいいだろうって思って、フリーになったんです。28か9のときですね。
お仕事をされていて一番面白いことは何ですか?
それは面白い映画に会えることですよ、もう絶対。でもね、裏切られることが3分の2ね(笑)。今は年間200本ぐらい見ていますね。なにしろ普通のみなさまにとって、趣味を職業にしてしまったので、趣味はいくら大好きでも「映画鑑賞」などとかけないのがつらいところです。読書や演劇鑑賞も好きで、特にミュージカル鑑賞にNYへ3週間ほど行くのが毎年年末の楽しみですが、作品が映画になったりするからやはり仕事の一部ですね。大ベストセラーになった「ダ・ヴィンチ・コード」は、最初に本を読んだときから映画化を待っていたんです。観たその日に新聞用の原稿を書いて、日本で最初に原稿を活字にしたんですよ。
映画の世界への愛情溢れる楽しいお話に、私もワクワクドキドキしました。
ありがとうございました。
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