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| それでは、アメリカの歯科衛生士の方々も、こうした情報についての教育を受けているんですね? |
| もちろんです。アメリカでの歯科衛生士の役割は、患者を指導することです。歯科医師も指導しますが、歯科衛生士は予防のスペシャリストとしての役割が与えられています。ですから、アメリカで歯科衛生士といえば、患者にお口の健康の重要性や、全身の健康とのかかわり、お手入れの仕方や様々な商品について指導する、専門分野を持った人のことを指します。予防の分野は、歯科衛生士が力を発揮し、機能を有するところです。 |
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| それでは、歯科医師と歯科衛生士は、お互いパートナーということですね? |
| そのとおりです。事実、アメリカでは歯科衛生士は歯科医師の「ために」働くのではなく、歯科医師と「ともに」働く、と表現しています。これは大きな違いです。パートナーとして仕事をしているのです。 |
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| 実は子どものころアメリカにホームステイしたときに、そこの家の子どもと一緒に歯医者さんに行ったんですが、治療をせずに、検査をして、歯科医師の先生と話をしていただけだったんです。私が子どものときは、歯医者に行くのは治療のため、と決まっていたのでびっくりした覚えがあります。 |
| アメリカでは、健康な歯を維持するために年に2回くらい歯医者に行くのはごく一般的なことなんです。早く問題に気づいて、早い段階で対処するのが目的です。放っておけば重症化してしまいますから。予防のために歯科医院に行くことは、アメリカ人にとってはもう習慣化していると思います。でも、まだまだ改善できることはあります!私たちは今、「病気・治療モデル」から「ウェルネス・予防モデル」に向かっていこうとしています。 |
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| 健康を維持するモデルということですね。 |
| そのとおり、それが重要です。例えば、米国小児歯科学会では1歳前の歯科検診を推奨しています。「歯が生えるか生えないかの時期なのに?」と思いますよね。でも、大切なのは、定期的に歯科検診に来る習慣を身に着けることなんです。歯科医師と歯科衛生士は実際にお口の中を診るというよりも、両親にどのように歯が生え揃っていくか、フッ素を使ったムシ歯予防や歯みがきの仕方について、両親に説明をします。これは、早い時期から予防を始めるよう普及するのが目的です。ただ、まだこの習慣はそれほど一般化していません。でも、推奨されていますので、将来的には一般化してくると思います。 |
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| とても印象的だったのは、その歯科医院がとても親しみやすい雰囲気だったことです。日本では、歯科医院といえば怖いところだし、歯科医師の先生と話した記憶があまりありませんでしたから。 |
| それは面白いですね!アメリカの小児歯科に行ったことはありますか?小児歯科は、全てが子どものために作られています。小さい椅子、小さいテーブル・・・診察台ですら小さく作られているんです。だから、子どもにとってはとても親しみやすい環境です。歯科医師もアニメの絵が描かれたマスクをつけたりして、子どもが楽しめるところですから、また行きたい!と思う。怖い場所だと思ってしまったら行きたくなくなってしまいますからね。 |
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| 一方のお母さんの方ですが、アメリカの若いお母さんたちは自分のケアはできていますか? |
| それはアメリカでも問題になっています。家族の世話だけではなくて、仕事を持つ人も多いため、忙しすぎるんです。そうすると、家族や他のことを優先して、自分のことをおざなりにしてしまう傾向があります。 |
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| 日本と同じですね。そういった点も歯科衛生士の方々から指導をするのですか? |
| お母さんたちに自分自身のケアも大事だと伝えるようにしています。よく誤解されていますが、実際はそんなに時間がかかることではないんです。きっと「これをやる時間は取れない」「毎日の生活の中でさらにこれをやろうと思うと難しい」と考えていらっしゃるのだと思います。実際は、例えばデンタルフロスの場合だと、使い方を覚えてしまえば1分もかからないんですが、最初は正しい使い方を知らない分、時間がかかりますからつい面倒だと思ってしまう。でも、やはりケアをすることは重要ですから、歯科衛生士の指導が重要になりますね。 |
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