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HIV(エイズウイルス)とともに生きる女性たちによるエッセイ集。
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エッセイ
 
「妊娠、分娩、出産 」 / モニー
私の2回目のエッセーにようこそ。今回は妊娠、分娩、出産についてです。お楽しみいただければ幸いですし、コメントもお待ちしています。

人々が可能な限り高度な健康水準を保つ権利を保護するために、各国政府は様々な条約を締結してきました。しかし女性、とりわけHIV陽性の女性は非力で、自分自身の性と生殖に関する健康については選択の余地などありません。私たちは子をもうけるか否かについて、家族や地域社会、医療機関からのプレッシャーにさらされるのが常なのです。

女性たちは、正義と政府が保証した公約をめぐって日々泣き叫んでいます。しかし、私たち女性が声高に話せば叫ぶほど傷つけられ、踏みにじられるのです。母子感染予防(Prevention Mother to Child Transmission; PMTCT)プログラムが促進される一方で、健康上の理由と授乳に際しての困難から、子どもを産むのは良くないという説明を受けてきました。

アジア地区の仲間であるリンダ(仮名)の悲しい話があります。

「現在29歳のリンダは、1999年にHIV陽性と診断されました。2003年、彼女はクリニックでHIV陽性である2番目の夫と知り合いました。その1年後、ふたりはパートナーになることを決意し、赤ちゃんがほしいと考えました。そこで医師とカウンセラーに相談したところ、PMTCTプログラムを紹介されました。ふたりは疑うことなくプログラムを受け、生まれてくる子どもの安全を願いました。彼らは保健スタッフに言われたことを全て守りましたが、不幸にも赤ちゃんはスタッフの不注意によって分娩中にHIVに感染してしまいました。リンダはスタッフを責めたくはありませんでしたが、自分を抑えることができませんでした。彼女は保健スタッフが適切な訓練を受けており、彼女に偏見を抱くようなこともないと信じていたのです。彼女はHIV陽性女性から生まれる赤ちゃんの命を救うための、高水準な医療サービスを求めて立ち上がりました。」

もうひとつ、3児の母であるピッチ(35歳)から寄せられた話をご紹介したいと思います。暮らしが貧しいため、彼女はこれ以上子どもを産むことを拒んでいましたが、夫は4人目を欲しがりました。通常、赤ちゃんの健康のためには母乳で育てることが望ましいのですが、ピッチはHIV陽性のため、それができない状態にありました。彼女は在宅介護業者から、6ヵ月にわたって乳児用ミルクの補助を受けました。彼女の赤ちゃんは、そこそこ健康的に見えるものの、栄養不足のためにやせこけていました。彼女はさらなるサポートを求めましたが、却下されました。

以上の2つの話から、不公平で不当な扱いが横行していることがわかります。このことに対して強い怒りと恐怖を覚えましたが、私たちにできることは何もないのでしょうか?この問いの答えは読者のみなさんにゆだねたいと思います。
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