このWebサイトはJavascriptを使用しています。JavaScript対応のブラウザでご覧ください。
SUNSTAREnglishSite
サンスターオンラインショップ サイトマップ お問い合わせ
TOP PAGE  
HEALTHY LIFE
HEALTHY LIFE index
お口とカラダの不思議な関係
歯周病と全身疾患
がん治療と口腔ケア
エイズと口腔ケア
Do You Know カリオロジー?
お口の健康Q&A
製品の使用方法
Culture Cafe
Women's Life & Health
Live Positive
キラリ!サンスター
Life+Design
 
サンスターがお届けする健康情報
Live Positive
HIV(エイズウイルス)とともに生きる女性たちによるエッセイ集。
CONTENTS INDEX
エッセイ
 
「きずな、愛、結婚、セックス 」 / マリア
昔あるところに少女がいた。少女は活気に溢れ、おてんばで、あらゆる人を愛したいという切ない思いに身を焦がしていた。人気者で気立てもよく、チャーミングで美しかった。ある日、ウイルスが彼女の人生に姿を現した。それでもすべてが変わってしまったわけではなく、彼女は相変わらず美しく、活気に溢れ、おてんばなままだった。ある日彼女は、ひとりの少年に出会った。理想の人。それから彼女は少しずつ無口になっていった。彼女は、こうした日々が永遠に続くと信じていた。しかし彼はHIV陽性ではなく、彼の家族は彼女を拒絶した。汚名。差別。さまざまな問題がふたりのきずなを弱めていった。数年が過ぎ去り、彼の愛は冷めてしまった。彼女は捨てられた。それでも彼女は彼を愛している。いつまでも。

なにもかもが変わってしまい、彼女は落ち込んだ。2ヵ月の間、じっと部屋に引きこもった。そして少しずつ、生きる気力を取り戻していった。しかし彼女はもはや美しくなかった。チャーミングでもない。いきいきした面影も失せてしまった。彼女は悲しみに暮れた。裏切られた。落胆した。その眼差しは冷たく、遠くを見つめている。

何年もの間、彼女は自分の世界に閉じこもり他人に対し頑なに心を閉ざした。孤独になった。悲しかった。不幸だった。孤独。気が遠くなるほどの孤独。

ある日、彼女はすべてを変えようと決心した。他人を受け入れよう。しかし、どうしたらよいのかわからない。他人との接し方がわからない。友達の作り方がわからない。どうやって話し、自分を表現すればよいのかわからない。彼女は何度も外の世界から疎外されてきた。自らも自分を拒絶していた。

彼女はキスをしたい、愛に触れたい、そして他人の肌に触れたい。彼女はもはや美しくない。若くもない。そしてウイルスに感染している。

そのうえ彼女は恐れている。

セックスへの恐れ。気をつけていても、もののはずみでいろいろなことが起こることを彼女は知っている。他人を汚すことへの恐れ。

愛への恐れ。彼女は愛には痛みがともなうものであることを知っている。

しかし欲望が彼女の肌を焦がす。彼女は愛が欲しい。友達が欲しい。仲間が欲しい。魂を分かちあいたい。肌を分かちあいたい。

そして遅かれ早かれ、きっとその日がくると彼女は信じている。

彼女の手を取り、抱きしめ、一緒に人生のダンスを踊ってくれる人が現れるだろう。扉は開かれている。
戻る 次へ
ページのトップへ
このサイトについて | 個人情報保護ポリシー
Copyright © 2007 Sunstar Inc. All rights reserved.