G・U・Mが発売されて20年。
G・U・Mの歴史は歯周病菌とのたたかいの歴史です。
サンスターから初めて「G・U・M」と名付けられた歯磨が発売されたのは1989年。とはいえその産声は、その17年も前の1972年に上がっていました。場所は、サンスターの研究所。ここで新しい「ハグキの歯磨」の開発がスタートしたことが始まりです。
ここで少し、当時の歯磨についておさらいしてみましょう。ときは高度成長期の終わり頃。世の中にはおいしいものがあふれ、ムシ歯や、ハグキのトラブルが問題になりはじめます。同時にお口のなかの健康に人々が関心を持ち始めたのもこのころです。とくにハグキの出血というトラブルは多くの人たちを悩ませ、ハグキ歯磨という新しいジャンルも生まれていました。
CMで大々的にハグキ効果をうたった他社のハグキ歯磨が爆発的ヒットを記録する中、まったく新しいハグキ歯磨を開発して巻き返しを図ること。これが研究所に課せられた至上命令でした。
ただし当時、こうした出血や腫れなどのハグキのトラブルはまだ原因が特定されていませんでした。病名ではなくその症状をあらわす「歯槽膿漏」という名で呼ばれていたのもそのためです。敵が見えなければ、それを攻撃することはできません。ハグキ歯磨も根本的な原因を解決する効果はなく、「出血を止める」「腫れを引かせる」など、一時的にトラブルを和らけることしかできませんでした。
ところが、そうした症状に効き目があるさまざまな薬剤を歯磨に配合する実験を続けるうち、ある衝撃的な論文が米国の大学から発表されました。「歯槽膿漏は、細菌が原因である」。それまではっきりしなかったハグキの敵が、ぼんやりと姿をあらわし始めたのです。
サンスターでは、まもなくひとりの研究員を米国の大学に向かわせます。彼が加わったニューヨーク州立大学バッファロー校の研究チームが、歯槽膿漏の原因となるP.G.菌を発見したのは、その後の1980年代初め。このころから世界的に歯槽膿漏は、感染症のひとつ「歯周病」と呼ばれるようになります。そして、G・U・Mと歯周病菌との「たたかい」が、ここに火ぶたを落としました。
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