| 4. 日本の現状と将来に向けての対策
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- 成人・高齢者に対しても、ムシ歯予防の重要性を啓発する -
日本は他の国よりもやや遅れてムシ歯予防がスタートし、フッ化物添加水を使用していないのにも関わらず、学童児のムシ歯有病率は劇的に低下しています。しかしながら、歯の喪失数が非常に多いことや8020の達成が35年後という点が危惧されます。 8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上保とう)は、提唱されてから10年以上経過しています。6年ごとに厚生労働省が実施している歯科疾患実態調査のデータを見ると、80歳の現在歯数は確実に増加しています。しかし、先ごろ発表された平成17年度のデータでも80歳の平均現在歯数は推定で約10本というのが現状です。 8020の早期達成には、歯科関連企業、厚生労働省、大学歯学部、歯科医師および歯科専門家のコラボレーションが必要となります。 歯科関連企業は、歯周病とムシ歯を効果的に予防する製品を開発し、成人と高齢者の歯の喪失を減らすことによって、8020の早期実現に貢献できます。 歯科医師・歯科専門家と歯科産業界は、学童だけでなく、成人・高齢者に対しても、ムシ歯予防の重要性を強調していく必要があります。それには「入れ歯は当然」という考え方を改め、「できる限り歯を抜かない」ようにし、生涯自分の歯で食べられるようにすることが新しい考え方であることを啓発していく必要があります。 |
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| 表1 ■1人平均現在歯数と8020達成率 |
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1人平均現在歯数(本) |
20歯以上有する者(%) |
| 平成5年 |
平成11年 |
平成17年 |
平成5年 |
平成11年 |
平成17年 |
| 75〜79歳 |
6.7 |
9.0 |
10.6 |
10.0 |
17.5 |
27.1 |
| 80〜84歳 |
5.1 |
7.4 |
8.8 |
11.7 |
13.0 |
21.1 |
| 80歳(推定値) |
5.9 |
8.2 |
約10 |
10.8 |
15.2 |
20%超 |
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| 厚生労働省歯科疾患実態調査より |
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