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サンスターがお届けする健康情報
 Do You Know カリオロジー?
神原正樹教授のカリオロジー研究室。1日研究員になって教授のレクチャーに耳を傾けてみましょう。
CONTENTS INDEX
01.  サメの歯はフッ素でできていた? »
02.  大人は実は歯磨きベタ? »
03.  歯の寿命は何歳まで? »
歯の寿命は何歳まで?
ムシ歯は毎日治っている
歯は悪くなったら最後、二度と再生しないもの。そう思ってる人はいませんか? 実はこれは間違いです。人の歯には小さなムシ歯が毎日のようにできていて、知らず知らずのうちに再生されています。これが「再石灰化」です。そしてここで役立つのがフッ素です。「ムシ歯予防に役立つフッ素」と一般的には言われていますが、厳密には「ムシ歯治療」を自然に促進してくれるのがフッ素なのです。つまり歯は、毎日の咀嚼で削られ、ムシ歯に傷つけられ、あとは抜けるのを待っているというものではありません。人の皮膚のように、傷つけられてもきちんと再生する。そうやっていつも変化しているものなのです。 カルシウム取り込みの図
ムシ歯→治療→ムシ歯の悪循環
つねに変化しているにもかかわらず、人の身体の中でもっとも固く丈夫なもの。それが歯です。これはミイラに歯がちゃんと残っていることからもわかりますね。ところが現状はどうでしょう。日本人の80歳で、残っている歯の本数は平均8本。50歳くらいから歯が抜けはじめ、30年間で20本も抜けてしまうのが普通です。これはムシ歯治療のあとにまたムシ歯ができるなど、ムシ歯発生の生活習慣を変えないことが歯が抜け落ちてしまうことの大きな原因と考えられています。つまり治療をしないでも自力で再生できる健康な歯が、言うまでもなく一番の理想なのです。
神原研究室にある本物の頭蓋骨。もちろん歯はしっかり残っています。
神原研究室にある本物の頭蓋骨。もちろん歯はしっかり残っています。
人の歯に寿命はない
人の歯の寿命は簡単に言ってしまえば、ないと言っていいでしょう。100歳を超えてもすべての歯が揃った人を、私は何度も見たことがあります。その人たちの歯は、長い間の毎日の咀嚼ですり減って短くなってはいるものの、今も噛むことに関しては現役で働いていました。「歯が丈夫な人は長生きする」というのは、昔からよく言われていたことです。実際に現代医学でも、大人のムシ歯や歯周病と全身疾患との関連性が研究されるようになりました。ただし誰の歯も一生使うために、人の身体に備えられています。そして寿命を左右するのは予防。これからは、「歯をフッ素配合ハミガキで上手に磨いた人が長生きする」、そう言い換えられるようになるかもしれません。
大事にすれば、一生つきあってくれるのが歯なのです。
大事にすれば、一生つきあってくれるのが歯なのです。
 
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