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| 教えて歯周病 |
| 歯周病に関するよくある質問・疑問に毎月にわたり随時、わかりやすくお答えしていきます。 皆さまの健康に関わる歯周病がどのような病気かを正しく知り、ぜひ今後の生活の参考にしてください。 |
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| はじめに |
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歯周病が健康を脅かす
一言に歯周病といってもいろんなタイプのものがあります。一般的に歯周病と言われているのは、『口腔細菌の感染が持続して起こっていることによって、歯の周辺組織が慢性炎症を帯びている状態』を指していいます。歯周病に罹っている者の割合は若年者層では数%に過ぎないのですが、中年になると35%、そして45歳以上になると約60%にも及びます。しかも歯を失う最も大きな原因はこの歯周病にあるので、歯周病に罹らないようにするのは医療対策上の国家的課題ともいえます。
日本歯科医師会は『80歳で20本の歯を残す』ことを目標にして『8020運動』を展開しています。人々の健康と生活文化への意識が高まるにつれ、歯や口腔の健康を維持することはもとより、食や会話を楽しむことや口もとの美容のことに大きな感心が集ることでしょう。極めて的を射た運動だと思います。しかし歯を残すとか、物が噛めるとかにあまり執心し過ぎてもいけません。折角のこの運動が仇になってしまいます。
国民の健康づくり運動『健康日本21』は「生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病などの発病を予防し、健康寿命を延伸する」ことを目指して生まれたものです。つまり、生活習慣病に関連して起こる疾患をこれからの健康対策として重視しようとする姿勢です。それに相当する生活習慣は喫煙、過度の飲酒、過食、栄養過多、睡眠不足、ストレスを受ける環境などですが、その影響を受ける致命的で悲惨な疾患はがん、脳卒中、虚血性心疾患などであり、結果として健康寿命を脅かすことになります。近年、生活習慣病から重大疾患に至るまでに介在する各種危険因子(基礎疾患群)が、それら重大疾患を誘発する機序の解明にしたがって、重視されるようになってきました。それら危険因子を構成する基礎疾患は高血圧、糖尿病(耐糖能異常)、高脂血症、肥満などであると言われてきました。ところが健康日本21では、この基礎疾患のなかに歯周病のような炎症を含めています。つまり、歯周病を放置すると、重大疾患成立に負の加担をするので、歯周病もこの危険因子(基礎疾患)の一つとして位置づける必要があるのです。となれば、炎症を残したままの状態で、歯を残すことだけに執着するとか、ぐらぐら動いている歯を連結して噛めるようにしたりすることにも問題があります。
この歯周病に関するQ&Aを通して,歯周病になることの危険性が健康寿命の絡みにおいていかに大切であるかを正しく理解していただければ幸いです。
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